川は生きています。ルールとマナーを守って、川をきれいにしましょう。
魚たちを守るために、都道府県で決めているルールを守ってください。
小さい魚は捕ってはいけません。(大きさに制限があります。)
例えば、捕ってはいけない魚の体長が、マス類(ニジマス・アマゴ)10cm以下、ウナギ30cm以下など、地域によって決められています。
魚を捕る禁止期間をよく守ってください。
それぞれ魚によって捕ってはいけない期間があります。また、産卵期には保護のため捕ることが禁じられている場所や期間があります。
川では、使ってはいけない漁具や漁法があります。
ダイナマイトを使ったり、毒を流して捕ることはもちろん禁止です。また、バッテリーなどを使って電流を流すことや、水中銃、ヤス突き、水中メガネを使用する引っかけ漁法などは禁止されています。
釣りなどの禁止区域へは絶対に入らないでください。
魚の繁殖保護をはかるため魚などを捕ってはいけない場所があり、ここを保護水面といいます。魚の保護のため決まりを守ってください。
ブラックバス等の外来魚の密放流は禁止です。
私たちの川や湖の生態系は長い時間をかけて、自然がはぐくんできたものです。一部の心ない人たちのために、生物環境を破壊して良いはずがありません。ブラックバスやブルーギル、コクチバスなどの外来魚は、水生生物を大量に捕食するため、水産資源や生態系に重大な影響を与えています。これらの外来魚を放流するためには県知事の許可が必要です。
マナーを守って、釣りをするときには気をつけてください。
釣りをするときは、漁業協同組合が発行している遊漁証(入漁券)が必要です。
必ず遊漁証を買って入川してください。遊漁証は見えやすい所につけてください。また漁協監視員に求められたときは必ず掲示してください。
堤防や農道などに、無断駐車しないでください。
地元の人たちに迷惑をかけないこと。必ず車が通れるスペースを開けて駐車してください。また、田畑などを荒らしたり作物を踏まないでください。
木を折ったり草花を抜いたりしないでください。
木や草花を大切にし、水辺の環境保全にご協力ください。釣るときは邪魔だからといって木を折らないでください。
弁当箱、空カン等のゴミや、釣り糸、ハリ等は河原や川に捨てないでください。
釣り糸は鳥に巻き付き、ハリは餌と思って飲み込んだりします。また、子供達のケガのもとになります。ゴミ等は必ず持ち帰ってください。
天候には十分注意してください。
カーボン製の竿が多くなりました。この釣り竿は電流が流れ感電することがあります。雷の時も同じことがいえます。落雷の心配があるときは竿をたたみ安全な場所に避難してください。また、雨が強く降ってきた場合、もしくは降っていなくても川の上流域で降っている場合は、急激な増水や、ダムの放水が起こることがあります。天気予報等で最新の情報を確認して入川してください。
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