鮎の国わかやま 入れ掛かり総合案内所 和歌山県内水面漁業協同組合連合会
(2020/03/21 11:08:19) 閲覧回数850回
釣人からの意見紹介
投稿者:サイト管理者 さん
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日本の内水面関連の法律、条令等は各河川における漁業者の保護を中心としたものであります。その河川より魚等を獲って生計を立てる者の権利を守ることが主たる目的であり、歴史の中で築かれてきました。

しかし、現代においては職業として漁業を営む人は激減し各漁協組合員も減少し続けています。それに伴って、河川は荒廃し、漁協組合自体も形だけの存在あるいは消滅している現状です。
そのことに対し時代の流れだから仕方がないと思う人もいれば、何とか河川の魚を維持しようと努力されている人もいます。

最近の気候変動による大水の多発、林業衰退による河川への土砂流入等により、河川が土砂で埋まって本来の姿をなくしつつある中、魚類の生息環境の著しい悪化が全国的にみられます。何より河川に対する人々の思いがなくなりつつあることに危機感を感じ、生物が消失していくことに何も思わなくなっているように感じています。

私は一釣り人として、これまでの漁業者保護の観点から、遊漁者中心の観点への転換を切に望みます。これから河川に注目し維持・管理していく主体は遊漁者であるという視点で現行の制度見直しをするべきであると考えます。遊漁者、漁協、漁連、行政がお互いそれぞれの立場で意見を出し合い河川の活性化のために力を合わせることで忘れ去られようとする河川をよみがえらせることができると考えます。

川に遊びに来る人が増えれば、地域の活性化や自然への関心、経済効果等メリットは少なくありません。ぜひ、新たな視点で河川を見つめ直し、漁業者から遊漁者を中心とした施策をお願いしたいと思います。

(管理者コメント)
県内では釣人と、漁協や行政の方との交流や意見交換ができる場が少ないので、お互い意見を出し合い、みんなが連携して釣場づくりができるようになるといいなと思います。

 

■2件のコメントがあります
川の魅力や文化を、遊漁者の力で良い方向に変えていけますよう、願っております( ◠‿◠ ) (まるこ) 2020/03/21 23:33:32
まさにアマゴ(渓流)の漁場管理はターニングポイントです。国内外を問わずもっと進んだシステムで漁場管理をしている河川はいくらでもあります。今の和歌山県は宝の持ち腐れです。釣り人からアクションを起こさないと、第一歩が踏み出せないとうに思います。 (かもめ) 2020/03/22 17:13:45
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