3か月の間、C&R区間を設置したが、解禁時、放流直後はよく釣れ、20匹を超える釣果もあった。だが、日を追うにつれて魚の付き場がばらけたり、スレてくることにより釣果は下がっていった。
貴志川の水生昆虫の生息数は当初思っていたよりも種類・数ともに多くて4月末まではライズもたくさん見られた。5月中旬以降は、3時以降にハッチが増えた。
放流直後は同じ場所に魚が固まっており、比較的簡単に釣れた。ドライフライやニンフで釣れたが次第に虫のハッチに合わせたフライや沈めたフライにしか反応しなくなり、フライ経験者にとってもおもしろい釣りができた。半面、初心者にとっては釣れない川という印象を与えた。
一度にたくさん放流することと並行して、いけすにストックしたアマゴを細かく放流することも行えばより初心者も楽しめるようになると思う。
個人的には同じ尺アマゴを複数回釣った。2度目は少し大きくなっていてうれしかった。自然のアマゴで尺アマゴを釣ることはめったにできないが、放流魚であってもその大きさの魚の引きを経験できることは、この釣場の大きなPRポイントになると思う。願わくば期間を通じて魚影が保たれていたり、再生産できる環境があればもっとこの釣場の価値が上がると思う。
ただ、今年はコロナの影響がある中で遊漁者が4倍になったことはすごいことだと思うし、京阪神地区から遊漁者が目立ったこともポテンシャルを持っていると感じた。近畿地区においてはC&R区を設置している河川がほとんどなく、片道2時間以内で行けるアクセスの良さも皆さん口にしていた。今後も定着していけば切に願う。
(管理者コメント)
貴志川C&R区が冬季釣場として利用できないか、今年11月から冬季試験をする予定です。ご協力お願いいたします。
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冬季試験楽しみにしています。 (修一) 2020/08/13 05:15:52