漁協様に是非検討していただきたいのですが、昨年から気になっているのがヤナについてです。この時期私はよく鮎の産卵場所を観察しに有田川に向かいます。下流域は鮎にとって重要な産卵場所となっておるのですが。昨日も産卵場所を見に行ったらその上(瀬かた)には必ずヤナがあります。特に温暖化で鮎が落ちるのも遅れているにも関わらず同じ時期に張ってはります。上にはたくさんの鮎が下がれずジャンプしています。ヤナの下にはほとんどおりません。ヤナがない年ですと鮎が産卵行動で跳ねまくっている場所です。まだルールを守っていればましですが、川いっぱいにはってあり、また流れてきたゴミ(枯れ葉)をそのまま放置して下れないようにしたままです。そして漁獲を観察していると一網打尽で、ミカン箱何十箱分もの産卵前の鮎を捕獲してます。特に昨年の渇水時はひどいものでした。その影響が全てとは言いませんが今年の解禁当初のダム下の鮎はひどいものでした。型も小さく、掛かる鮎の密度も低い、例年になく悪い状況で、友釣り師としてがっかりでした。どうしても大きい個体はヤナに引っ掛かります。よって、なんとか通過できたこの時期でも小さい個体どうしで産卵行動します。親の形質を遺伝して大きくなれない個体が次年度に残ります。またそういうやつは追いません。
3年間ヤナを止めたときは本当にダム下で楽しい釣りができました。今有田川の遡上鮎は危機的な状況かと思います。遡上量はそれなりにあるかもしれませんが、鮎の質、遺伝子は劣化の一方です。何らかの策が必要な状態なのは間違えありません。追わなく小さい鮎が多いのは決して解禁前の大水だけの影響ではありません。なんとかダム下で釣れる鮎が多くなるような対策をお願いします。
あと釣れないのを人のせいにするつもりはありません。今シーズントータル6000匹オーバーの見解でしかありませんが、確実に感じている鮎の変化(変遷)です。
|