以前この稿の仕掛けの話の中で、使用感が合わないので複合、メタルは余り使わない旨を書きましたが、もうひとつ糸の標準直径の問題があります。ナイロン、フロロには殆んど標準直径の表示があり、どのメーカーも統一されていますが(協定の有無は不明ですが)、メタルや複合には殆んど見かけません。先日も行きつけの釣具店のライン陳列棚を老眼鏡かけて探したら2社見つかりました。仮にA、B社としますが、A社(メタル)の0.05号は0.054mmと表示され、B社(複合)の0.05号は0.037mmとありました。此だけでもメーカーによりバラツキがあるなあと思いますがナイロン0.1号の0.053mmと比較するとA社のメタルは僅かですが太いです。素材の違いがあるとはいえ、私なぞ「0.1より太い0.05なんて!其を12m3700円で売るなんて、ナイロンなら50m1200円やのに!」と言えば私はクレーマーなオッサンでしょうか? そうかと思えば40年近く前泳がせ釣りのマネをしていた頃は目印にピンクのセルロイドを2cm位に切ったのを水に浸けてその抵抗で囮をカミに泳がせました。目印を引きながらスルスルと泳ぐ囮がキラッと光ったかと思えば、ヒューンと横走りする快感はその当時から何度も味わっています。水の抵抗を極力減らすのに苦心するかと思えば、真逆のことをやったり、ダウンタウンの浜ちゃんじゃないけど「何なん?」とツッコみたくなりますが、どれもこれも一匹でも多く掛けんがための釣師の「涙ぐましい努力」と言えるのかも知れません❗️
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